G20新潟農業大臣会合参加のみな様 心から歓迎いたします

関係各国大使 殿

 ようこそ日本の穀倉地帯新潟にお出で下さいました。新潟は日本人の主食であるお米の生産が全国一です。海上には日本最大の佐渡ヶ島があり、新潟平野を形づくった日本一の信濃川が悠然と流れ、県境には日本を代表する2000m級の山々が連なっています。これらの自然が織りなしたお米とお酒、そして魚を存分にご賞味くだい。

 さて、このような新潟で世界の食料事情を考えてみます。人口76億人の地球号の食料は1人当たり年間300kgと十分に足りている事になっています。しかし、現存する飢餓人口は8億2千万人と大きな問題です。原因は気候変動、地域紛争など多様な要因が存在します。飢餓を解決する方法に小規模な家族農業が最も有効な方法と国連が認め「家族農業10年計画」を策定しました。私たちはこれを全面的に支持します。

 世界の食糧貿易は盛んにおこなわれていますが、これが格差を拡大し、飢餓の増大を招いているともいわれています。我が国は世界から5000万tの食料を輸入し自給率は37%です。私たちは自国でできる食料は自国で生産し、自国でできないバナナ等熱帯の産物は輸入することが食料貿易の均衡を形成すると確信しています。

 世界の気温変動に象徴されるように自然環境は大規模モノカルチヤー農業等によって破壊が進んでいます。大規模生産は農薬多投と土壌の劣化等を招いている事は歴史が証明しています。オランダ、フランス、スイスなどでは環境に配慮した持続可能な農業が進められているようです。

 自然は無限ではありません。だから安い農産物はすでに限界に達しています。

 農産物は商品作物には適さないと考えます。お金があるからと世界中から食料を買いあさり、多くの食料ロスを起こすグローバル経済は環境破壊の典型です。その反面グローバル経済によって安く食料を輸出して飢餓になっている国々には日が当たっていません。

 私たちは自国の環境や文化を生かした家族農業こそが持続可能だと考えます。

 ぜひ新潟にて「たべもの」の文化や持続について考えてくだされば幸いです。   2019年4月吉日  

G20新潟農業大臣会合歓迎呼びかけ人の会 代表 萬 歳 章

連絡先 堀井修 E:ohorii9491@emn.ne.jp